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2011/01/14

AKB48のオールナイトニッポン

パーソナリティ:大島優子、北原里英、田名部生来
1月20日から渋谷でAKB48のコンサートが行われ、それを全国の映画館で中継することになっている。
それについて大島いわく
 
うちのお父さん

うちのお父さんは映画館4日間ともチケットもう取りました(さーすがー すごーい)。
見に来れないからさ、身内もう来れないじゃない(うーん。来れなーい)
人数多くなっちゃってさあ席も用意できませんから
映画館で、チケット抽選もしたんですけどはずれちゃったと、
「だからあチケットお父さん今日4日間取ったよ」と連絡が来ました。
よかったー。どっか栃木県のどこかでお父さん現れるかもしれない・・よろしくみなさん


驚いた。そしてちょっと感動した。
つまり、あの大島優子であっても、自分の実父のための席を用意することができないということだ。
たとえ大島の父であっても、チケットの抽選で優先的に扱われることはないということだ。
そういうことを、彼女はさらっと語った。

ファンは大島が父親に席を用意しても許してくれるだろう。
しかし、AKBというシステムはそれは許さない。
そして大島も(北原、田名部も)それが全く自明のことと受け入れている。

どんなにビッグになっても、AKBは「会いに行けるアイドル」。それがAKB存在の原理だ。
AKBはファンと直接繋がっている。間に代理店とかギョーカイ人とかは介在しない。
そして全てのファンは平等。
この原理の前では、大島の父親も一人のファンでしかない。
たとえ実の娘であっても、アイドルに会いに行くためには、同じ試練をくぐらなければならない。

「ファンを大切にする」という観点からは、この態度は圧倒的に正しい。
アイドルはファンにとって擬似的な恋人である。彼女一人対彼氏数万であっても、それは恋人関係に他ならない。
恋に嫉妬はつきものであるが、なぜ数万人の「彼氏」達は「彼女」を愛し続けることができるのか?
それは、そこに「彼氏としての機会(チャンス)は平等」という幻想があるからだ。
外の世界はアンフェアでいっぱいだ。出自、コネクション、外見。さまざまなセレクションが努力をあざ笑う。
だがAKBの世界は違う。努力は必ず報われる。CDを100枚買って握手を100回すればきっと名前を覚えて貰える。
特別扱いされているファンはどこにもいない、努力すれば「チャンスの順番」はきっとくる。
それがAKBの世界を貫く共同幻想だ。
だからメンバーの恋愛はご禁制だし、特定のファンとの非公式な接触はご法度。
たとえ大島の親であっても特別扱いはできない。
実に正しい。

正しいが、どれほど困難で非情な態度であるか。
それを貫くAKBと(おそらく)秋元康。

恐るべしAKB。
恐るべし秋元康。

とAKBと秋元氏を恐れていたらこんな記事。
AKBの偉い人が女ヲタを楽屋に入れチケを上げた件
まあソースが2ちゃんなのでナニだが、もし事実ならば、これはAKBの「終わりの始まり」を示しているのかもね。

ニュース確定きました。
「AKB48」メンバーと支配人が謝罪 女子高生にタダのチケットで「炎上」
つづき
全面的に謝罪しているのは、「共同幻想」が崩壊することの危険性を支配人がよく知っているからだろう。
まことに正しい処置ではあるが、崩壊を食い止めることができるか?

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